雨音 | 生存証明

雨音

1日雨音を聞きながら静かに過ごしていました。
今朝は頭痛で目を覚まし、大人しく。

たまに父の実家の話をすると「それいつの時代?」と言われます。
明治に建てられた料亭でしたから、確かに今の人からすれば
歴史の話になりますね(^_^;)
もし今、あの家が残っていたら私にとってはお宝三昧。

でも幼い頃は、寒いし(当然木造)長い廊下は暗くて怖いしトイレが遠い
瞬間湯沸かし器何て無いから沸かさないとお湯は無い
大階段の下にあった公衆電話は邪魔だし
(ダイヤル式ではなく、交換呼び出しのレバーぐるぐる型)
大広間は広過ぎて寒いし、数の多過ぎる座敷は襖開けるのも怖い。
祖父の書斎は洋室作りで、真空管のラジオや蓄音機があり
其処のソファーで幼い頃は絵本、就学年齢になってからは読書
私の部屋は窓が洋室作りの畳の部屋で、机を入れて貰ってからは
カセットデッキを買って貰い、音楽やラジオを聴きながら
ぬり絵をするのが好きでした。

こう書くと豪邸に聞こえますが、実際は築100年近くの木造の建物。
廊下は走れば踏み抜いてしまうし、母屋は兎も角、離れや庭は
既に手入れは行き届かず、洗濯機は確かローラーでの脱水でした。

PCもネットも携帯電話も無い時代。
だって湯沸かし器すら無かったのだから(笑)

でもね

今よりも何かが豊かだった気がします。


そんな事を思い出していた雨の1日。

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