苦笑い | 生存証明
苦笑い

苦笑い

実家に帰った時、弟が
「姉様、これ何か知ってる?」

染みだらけでボロボロ
でもお洗濯して丁寧にたたまれていた
ランチョンマット
父がまだ入院中、自分で食事が出来た頃
使っていたのだと聞きました。

これは私が小学生の頃に刺繍した
海のトリトンというアニメの絵
今では信じられないけど
編み物や刺繍が子供の頃は好きでした

自画自賛ですが、このマットを今見ても
恥ずかしくない出来ですよ(笑)

多分この染みは、段々手に力が入らなくなり
父が食べ溢した跡でしょう。

「棺桶に入れてあげれば良かったね」

弟はそう言ってくれたけど
まさか後になってこんな物が
出て来るとは思わなかったので
納骨の時に入れる事にしました。

パパ、大事にしてくれて
ありがとうね(^-^)

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